カメラマンと一言で言ってもさまざまなカメラマンがいます。
この記事ではライブカメラマンについて解説していきます。
ライブカメラマンの仕事内容
ライブカメラマン
なりやすさ | ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️ |
稼ぎやすさ | ⭐️⭐️ |
自由度 | ⭐️⭐️⭐️ |
おすすめ度 | ⭐️ |
私もライブカメラマンはずっとやっていました。ライブ撮影で培ったものはとても役に立っています。
しかし、GLAYさんや東方神起さん、サマソニでも撮影したことがありますが、これで食べて行けるとは到底思えませんでした。
ライブカメラマンはアーティストや所属事務所、もしくはイベンターから依頼を受けて撮影をします。
速報で写真を流さなければいけないので数枚をその日のうちに納品し、後日セレクトしたものを納品します。
撮影OKなライブに行けばもうなれる!?なりやすさはダントツ ⭐️5
ライブカメラマンになるのはとても簡単です。ライブハウスに行ってアーティストに撮らせてくださいと言えばいいだけです。
そこから収益に繋がるかはあなた次第になります。
無い袖は振れない ライブフォトグラファーの収入 ⭐️2
収入源はアーティストや所属事務所からになります。
1回のライブ撮影料が5000円~3万円ほどです。もともと有名になりたくてアルバイトをしながらアーティストをしている人がほとんどなので、これ以上単価を上げるのは難しいでしょう。
スタジアムクラスの大きなライブになってくると1日ウン十万円になってきたりします。しかし、会場が大きくなると1人では到底無理で3人~5人くらいカメラマンが必要になります。それを折半していきます。
撮っていると言うより撮らせてもらっているという気になる 自由度 ⭐️3
ライブ写真を撮れば撮るほどそれはアーティストや照明や演出のおかげだなと思い知らされてきます。それは風景写真と似た感覚で撮ってあげていると言うより撮らせてもらっているという感覚に陥ります。
実は闇が深い!?アーティストと一緒に成り上がれない おすすめ度 ⭐️1
アーティストが売れればずっと撮っていたカメラマンも売れると思っている人は多いと思います。しかし、現実は甘くありません。
アーティストが売れる→事務所がつく→更に売れるとアートディレクターがつく→アートディレクターのお抱えカメラマンに依頼される。
撮ってあげてるんじゃなくて撮らせてもらっているという対等じゃない関係になりやすいから
こういうことになりやすいんだよね。成り上がりたいなら冷静に判断しよう!!
ライブカメラマンをやっていて良かったこと
とは言え、もちろん良かったことは色々あります。
アーティストと一緒に成長できる
一緒にライブをやって一緒にアーティスト写真を撮って一緒に朝まで飲んで語る。
同じ目線の仲間がいることはとても勇気づけられます。
圧倒的に写真を撮る機会が多くなる
写真が上手くなる方法はとにかく写真を撮ることです。撮りに行かない理由見つけることは簡単ですが、撮りに行く理由を見つけることはとても難しいです。しかし、ライブは有れば参加することになります。また、ライブハウスに行けば撮りたくなるものです。ほぼ強制的に撮ることになるので写真が上手くなります。
写真の切りとり方が上手くなる
ライブハウスだと撮れるスポットが限られます。立ち位置も決まっているので変わり映えしません。
バリエーションを出す為に切りとり方を工夫しなければいけないのです。ボーカルの口元だけに寄ったりギターの手元だけに寄ったりと。
これはライブでしか獲得できないスキルだと思っています。
現在はファッションカメラマンですが、私の写真は切りとり方が独特で斬新と言われます。これはとても強みになっています。
まとめ
およそ5年ほどライブ写真やアーティスト写真を撮っていましたが、よほど上手く立ち回らなければアーティストと一緒に成り上がるのは無理だなと思いました。
しかし、ライブを撮っていた経験は私の写真人生においてとても重要だったと感じています。
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